ふくらはぎのツボと効果を図で説明

ふくらはぎのツボと効果を図で説明

ふくらはぎのツボ図で足ツボを解説!

むくみ、冷え、ダイエット、美容、疲労回復などに効くツボはどこ?

ふくらはぎが痛い!ツボ押しは効果的?

足裏には体中に繋がっている無数のツボがあることはもう周知の事実ですが、ふくらはぎにもツボがあります。

ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれる体中の血行にとって重要な部位です。

今回は、そんなふくらはぎにあるツボについて、図解と一緒に詳しく説明・効果を紹介します。

ふくらはぎのツボ図と図解

まずは、ふくらはぎにある数々のツボを、ツボ図を使ってすべて紹介します。

ツボ図を参考にツボの場所をチェックしていきましょう。

 

ふくらはぎ・前面

ツボ図

 

曲線(きょくせん)

膝を曲げた時にできるシワの1番内側が曲線です。

膝の痛みに効果あり。

 

血海(けっかい)

膝の皿の内側のくぼみのすぐ上にあります。

生理痛に効果あり。

 

陽陵泉(ようりょうせん)

膝の外側の少し下、骨が出っ張ったすぐ下にあるツボです。

足全体の疲れや痛みを癒す効果があります。

 

足三里(あしさんり)

筋肉が出っ張っている、骨の出っ張りがあるところより指3本ほど下のくぼみが足三里です。

むくみ対策、足のつり(こむら返り)に効果があります。

 

上巨虚(じょうこきょ)

膝の皿と足首のちょうど間から指3本上のところにあります。

効果としては足三里と同じ効果が期待できます。

 

下巨虚(げこきょ)

膝の皿と足首のちょうど間から指1本上のところにあります。

小腸を刺激するため、胃もたれや消化不良に効果があります。

 

跗陽(ふよう)

外くるぶしの頂点から指4本上がったところにあります。

腰痛や座骨神経痛の特効ツボです。

 

解谿(かいけい)

内くるぶしと外くるぶしの中間あたりにあるツボです。

便秘や顔のむくみ、ねんざの緩和などに効果あり。

ふくらはぎ・背面

ツボ図

 

委中(いちゅう)

ひざを曲げると膝裏にシワができます。

その中心が委中です。

膝の痛みに効果あり。

 

承筋(しょうきん)

ふくらはぎの真ん中、一番筋肉が盛り上がっているところにあります。

体全体の重だるさ、ふくらはぎの疲労、張り、疲れに効果があります。

 

承間(しょうかん)

承筋のすぐ下にあります。

むくみと老廃物の排出を助けてくれます。

 

承山(しょうざん)

ふくらはぎの真ん中、筋肉の一番下に位置します。

むくみや疲労回復、腰腰痛に効果あり。

 

築賓(ちくひん)

内くるぶしから指5本ほど上に位置します。

足の冷えや、疲労回復に効果的です。

また乗り物酔いにも効果があります。

 

飛揚(ひよう)

ふくらはぎのすぐ下、真ん中よりやや外側にあります。

血液の流れを良くする作用の他、足の痺れや疲れ、だるさに効果があります。

 

懸鐘(けんしょう)

外くるぶしから上に指3本上がったところにあります。

食欲不振や止血効果、足のだるさなどに効果があります。

腰痛・肩こりにも効果あり。

 

三陰交(さんいんこう)

内くるぶしの頂点から指4本上がったところにあります。

冷えや生理痛の緩和に効果あり。

 

太谿(たいけい)

くるぶしの頂点からアキレス腱に向かって指を滑らせ、大きなくぼみにたどり着いたらところが太谿です。

冷え性に効果あり。

 

崑崙(こんろん)

外側くるぶしから少し後ろ、アキレス腱のへりにあるツボです。

腰痛に効果的。

ふくらはぎのツボと効能

次に、これらのふくらはぎのツボの中でもダイエットや脚やせの効果が期待できるツボをピックアップして詳しく紹介していきます。

ツボ図を参考にツボの場所をチェックしていきましょう。

ツボ図

 

足三里(あしさんり)

足三里は足の疲労回復、冷え性の改善効果が期待できます。

冷えの改善ということは、

  • 血行促進
  • むくみ解消

にも繋がるため、脚やせとしては外せない重要なツボです。

 

その他にも、足三里は万能なツボといわれており、胃腸の回復、神経衰弱にも効果があります。

足三里の押し方
  1. 椅子に座ります。
  2. 足三里に親指を当てて、他の指はふくらはぎに添えて親指に力を入れます。
  3. 2~3分ほど足三里に圧をかけましょう。痛い場合は無理をしないで。

 

委中(いちゅう)

リンパ節が近くにあるため、委中を刺激したり、付近を揉み解すことでリンパの流れを促すことができるため、むくみや血行促進効果が期待できます。

  • ふくらはぎがむくんでパンパン
  • ふくらはぎの疲れがとれない
  • ふくらはぎがだるい

という時は委中を刺激してみましょう。

委中の押し方
  1. 床に座り、膝を軽く曲げます。
  2. 両手で膝を包み込むように持ち、両手の中指を使って軽く押します。

 

承山(しょうざん)

承山は、特に腎臓に効果ありといわれていますが、脚全体のむくみや疲労回復を助けてくれる効果があります。

ただし、ツボを押すと痛みを感じることがあるため、ツボ押しがうまくできない場合は、市販の磁石などを使用するのも良いです。

また、そばにある承筋・承間・承山の3セットで刺激すると、ふくらはぎ全体のむくみ解消効果を高めてくれます。

承山の押し方
  1. 床に足を伸ばし、刺激したい方の足を軽く曲げます。
  2. 両手でふくらはぎを包み込み、ツボに親指を当て軽く圧を加えます。(2秒)
  3. そのまま押し続けます。(5秒)
  4. ゆっくり力を抜きます。(2秒)
  5. これを3~5分繰り返してください。

 

築賓(ちくひん)

ふくらはぎの血行が促進されるため、冷えやむくみに効果的です。

むくみが酷いときは、湯たんぽや入浴などで足を温めながら築賓を刺激すると、血流の流れがさらによくなるためおすすめです。

 

築賓の押し方
  1. 5秒間、親指を使ってぐっと圧を加えて、離すを5回繰り返してください。
  2. ツボ押しの後は足先のストレッチをセットで行うとより効果的です。

 

三陰交(さんいんこう)

三陰交は冷えを解消するために重要なツボです。

なるべく、三陰交のある場所は冷やさないようレッグウォーマーや足湯などを使って冷えを遠ざけると、むくみ予防になります。

三陰交の押し方
  1. 両手の親指をツボにあて、やや強めに深く押し込みます。
  2. リズムよく何度か押す、緩めるを繰り返します。

 

太谿(たいけい)

足首にあるツボで、ここを刺激すると代謝を促す効果があるといわれています。

そのため、足先に蓄積してしまった水分や血液、不要な老廃物の流れを促し、排出を手助けしてくれます。

足のむくみや足首の太さが気になるときは、まずここを刺激してみると手っ取り早いです。

太谿の押し方
  1. 足首を手のひらで包み込んだら、親指を使って指圧します。

ふくらはぎのツボとマッサージ

最後にふくらはぎのツボとマッサージを兼ねそろえた方法を紹介します。

ツボ図を参考にツボの場所をチェックしていきましょう。

ツボ図

 

4つのツボを刺激しながらマッサージ

委中、承筋、承間、承山の4つのツボを順番に刺激することで、マッサージ効果を得ながらツボ押しの効果も得られます。

ツボ押しは1度押しただけでは劇的な変化は感じられませんが、毎日行うことによって体質の改善が見られるため、なるべく毎日挑戦してみてください。

ツボ押しマッサージの方法は簡単です。

  1. 床に座り、足をのばします。
  2. 右足を曲げて立て、両手でふくらはぎを包み込みます。
  3. 親指を委中に合わせ、圧をかけます。
  4. 次に、承筋。次に承間。次に承山。と順番に従い、ひとつずつ丁寧に圧をかけていきましょう。
  5. 片足につき1~2分かけてゆっくり行い、反対の足も同様にツボ押しします。

ツボを押すときは、飲食後のすぐ後、体調不良の時は避けるようにしましょう。

また、強く押しすぎると内出血が起きてしまうので、力加減には気を付けてください。

 

ひざのり押圧

正直、ツボ押しって自分でやってもきちんと刺激できているのか分からないですよね。

これは、ふくらはぎ全体を刺激することで確実にツボを簡単に押せる方法です。

  1. 四つん這いになります。
  2. 右足の膝を、左足のふくらはぎにのせます。
  3. そして、右足の膝の皿を、ふくらはぎに押し付けるように上下に動かします。(動かすのは右足、左足のふくらはぎは動かさない)
  4. 足を変えて、反対の足も行いましょう。

朝晩2回、片足につき2~3分ほどかけてゆっくりとふくらはぎを刺激します。

慣れてきたら時間を伸ばし、最終的に片足につき10分、両足で20分、じっくりツボ押しができたら理想的です。

ただ膝を上下に動かすだけですが、承筋や承山といったふくらはぎ背面にあるツボを刺激することができるため、

  • 血行促進
  • 冷え性の改善
  • むくみの解消

などの効果が期待できます。


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